精神科薬の形状とメリット・デメリット


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1.精神科薬の形状は
①経口投与
・錠剤
・口腔内崩壊錠
・散剤
・液剤
②非経口投与
・静脈、筋肉注射
・持効性注射薬

2.錠剤のメリット・デメリット
〈メリット〉
・最も一般的な剤型
・値段が安い
・他の薬と一包化が可能
〈デメリット〉
・内服に水が必要

3.口腔内崩壊錠のメリット・デメリット
〈メリット〉
・水が無くても飲める
・拒否がある場合でも口に入れるとある程度
吸収される
〈デメリット〉
・壊れやすい為、1包化できない場合がある

4.散剤のメリット・デメリット
〈メリット〉
・水に溶かして、寝たきりの人にも
栄養を入れる管から投与できる
〈デメリット〉
・薬の量の増減の変化が分かりにくい
・見ただけでは薬の名前が分からない

5.液剤のメリット・デメリット
〈メリット〉
・水が無くても飲める
〈デメリット〉
・個別包装されてても、吸ったり、絞り出し
たりしないと包装内に残る場合がある

6.静脈、筋肉注射のメリット・デメリット
〈メリット〉
・薬剤が必要なのに拒否している場合に
強制的に薬剤投与が可能
〈デメリット〉
・注射の苦痛を伴う

7.持効性注射薬のメリット・デメリット
〈メリット〉
・1回の注射で2〜4週間、精神科薬の効果が
持続するので内服の手間が省ける
〈デメリット〉
・一度入ったら副作用が出ても取り除けない
・注射の苦痛を伴う

以上のように薬の形状により、メリット、デメリットがあります。継続的に内服するためには、自分の生活スタイルを医療スタッフに伝えて検討してみましょう。

日中に仕事をしている人は朝、夕の2回の内服で済むような効果時間が長い薬を選びましょう。飲み忘れが多い場合は持効性注射のような数週間に1度の注射で済むお薬を選ぶといいかもしれませんね。

眠気の出る薬、太りやすくなる薬、よだれが出やすくなる薬など色々な副作用もあるので、合わない時は主治医、看護師、薬剤師などに相談してくださいね。

地域で長く、自分らしい生き方をするには、薬は必ず必要です。薬と共に歩む人生なので、自分に合った薬に出会って下さい!


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